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9月 鰯雲侍 [5F 松浦]

29日(金)  昨日は元A書店の友人と国立国際美術館のブリューゲル「バベルの塔」展に行って来ました。平日だし7月から開催されているからもう空いてるかと思いきや、物凄く混んでいてぐったりしてしまいました。そしてそのまま、徒歩で梅田に戻り昼食を食べていたら友人が書店に行きたいと言い、それもK書店ではなくM&J書店がいいと言うのでまた歩いてそこまで移動。結構歩いて疲れていたのだけれど、本屋に行ってしまったらダメでした…気が付くと嬉々としてカゴに何冊も本を入れており、これはまずい、積んでる未読本が山ほどあるのに!と思いつつ絞って、川上弘美の僕の死体をよろしくたのむと、神林長平のフォマルハウトの三つの燭台と、A・E・ヴァン・ヴォークトのイシャーの武器店の新版と、泡坂妻夫の湖底のまつりの四冊を購入しました。最近は早川文庫も創元文庫も復刻される作品が増えて来て嬉しい反面、全て購入する訳にはいかないジレンマに襲われてます。とりあえず帰宅してすぐに僕の死体をよろしくたのむを読み始め、読了しました。図書館の魔女を読みつつさて次がどれを読もうか考え中です。

~27日(水) 今月は珍しく四本も映画を観ました。アニメ一本、洋画一本、残りの二本は邦画です。どれも面白く、また色々考える内容で充実したのですが、そのせいなのかしばらく本が全く読めない時期がありました。最近ようやく復活してきまして、図書館の魔女の3巻を何とか読み終えました。着々と策を練り他国との均衡を保とうとする中、マツリカは“呪い”を掛けられてしまいます。少女のように混乱する気持ちをどうにか抑え、知り得た情報を元に敵帝国の内部紛争を逆手に取り、キリヒトらの手を借りて敵国の懐に飛び込んでいくマツリカ。果たしてこの先は…。4巻はシリーズ中一番厚いので時間がかかってしまいそうです。
その他転生したらスライムだった件の5巻も読み終え、日本SF傑作選1 筒井康隆もゆっくりと読んでいます。東海道戦争は面白い!

~4日(月)  また気がつくと月が替わってしまいました。今月こそ!と思いつつもう4日。引き続き図書館の魔女を読んでいます。些細な言葉の使い方、方言でマツリカは不穏な男たちの存在に気づき、重臣の暗殺を未遂に防ぐ事に成功します。しかしそれは代替わりして以来沈黙を保っていた図書館が政事に積極的に介入すると宣告したも同然であり、マツリカの周辺がざわつき始めます。そしてハルカゼ、キリンが注意を払っていたにも関わらず、マツリカに刺客が送り込まれたのでした。それは異郷の鬼、護衛の近衛兵たちが次々倒される中、マツリカの危機を救ったのは…!なんとキリヒトでした。これ以上はネタバレになってしまうので書くのは控えますが、2巻目を読み終え、3巻目に突入してますます面白くなってきました。
そしてちょっと気になっていた作家のコミック月曜日の友達の1巻と、日本SF傑作選1 筒井康隆を購入しました。筒井康隆の本は何と厚さ3センチ。迫力のあるボリュームですがほぼ短編集なのでゆっくりと楽しみながら読んでいきたいと思います。

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by a_kawaraban | 2017-09-29 20:54 | 【 侍 5F 松浦 】 | Comments(0)

元書店員たちによる読書日記


by おすすめ本処 かわら版